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2020年07月06日

薄暗い田舎のSHOPとstussyと私



こんにちわ。

最近6年務めた職場を退職し悠々自適の生活を送るには20年早いです。

そんな中, 毎日頭の中はstussyのことでいっぱい。まるであの頃のあの子のよう。

あの頃はひたむき純粋な片思いも、40超えてやってしまうと変態になりかねないので要注意。

収入が途絶えたのでアイテムや資料を買うのは一旦ストップすること山のごとし。

そんな時に限ってフリマサイトではわっさわっさと欲しいのが現れる。

90sのものでもGOOD DESIGNは7000円程で売買されていたりしているのもありますね。

今後このstussy高騰の勢いに拍車がかかるかどうかはさておき、集めたい側としてはあまり高騰して欲しくないところです。

さて、今日はどうでもいいことですが私とstussyとの出会いや思い出についてだらだらと書き連ねます。



あれは忘れもしない、いや半分以上忘れてた、今から約30年前のこと。

平良市内(現宮古島市)のスポーツショップ、OKスポーツの裏に薄暗い服屋がありました。

OKスポーツの裏にあるOKといういい意味であまりOKじゃない感じセレクトショップのようなお店。

商品数もわずか。(だった気がする。ほら曖昧。)

オーナー様は当時の宮古島のラバーソールをガッサガッサと音立てて迫りくる恐ろしい先輩方(PUNKやROCK'A'BILLY)とはちょっと違う、都会から帰ってきたような洗練されたスケーターのお兄さん。

決して怖い先輩方を洗練されてないと言っているわけではありません。ごめんなさい許してください。

とにかくもうぼんやりとしか覚えておりませんがおしゃれな雰囲気が抜群。

そしてそのお店にはSTUSSYやFRESH JIVEなどが薄暗いなか並べられておりました。

90もあったかな?(90、今でもあまり見かけないですね。欲しい。)

とにかく一風変わったその雰囲気に14,5だった私はドキドキしたものです。

実際は全然薄暗くなかったかもしれないし、商品数もたくさんあったかもしれない。

いつまで続いたかもわからないそのお店は今はなく、しかしその時の感動?衝撃?オシャレ感?は私の脳にしっかりと刻まれました。

体がミジンコくらい小さかった私にはサイズが多分大き過ぎたかもしれませんし、

値段が高すぎたかもしれませんが手に入れることはなく

しかしおしゃれ友達はしっかりとTシャツゲットしてて羨ましくて鼻血出ました。

確かそこにはシャドーマンや8BALLなどが並べられていたかと。

あの時のオーナーさん、今はどこで何をしているのだろう。

あんな田舎でああいうお店をやるなんて。

というか、宮古島は不思議な場所で、そういう一風変わったお店がありました。

もう一つ上げればLIFEというお店。

旧宮古病院の向かいにあった小ぢんまりとした店内は今でいうセレクトショップのような感じでアパレル、レコードやCD、小物などなどがあり

不良につかまる可能性大、その恐怖心と闘いながら友達と二人乗りしてそのオシャレ感を吸収しに通ったものでした。

言うなればドラクエでドラキーに殺されるくせに遠い洞窟に向かう感じ。

そんなLIFEも今はありませんがオーナーさんはどうやら宮古島にいらっしゃるようで、いつか友達に紹介してもらいたいと思っております。

脱線しました。

あ、でもLIFEにもStussyのCAPとか置いていたんじゃなかろうか。

いろんな記憶が頭の中でミッドナイトシャッフルされてマッチングしてしまっているので定かではありません。

年を重ねると思い出を美化しがちですね。

恥ずかしすぎて抹消したい思い出の数々。友達の記憶からも消し去りたい。

そんなこんなで思春期に出会ったSTUSSY。

しかしながら初めてようやく新品をちゃんと買えたのは22、3くらいだったのではないか。(ディスコテック、モノグラムNO.4などなど)

沖縄の離島から背伸びして東京に進学し、毎週末のように下北、高円寺、原宿、渋谷、町田と古着屋巡り。

学校より熱心に通ったのは間違いありません。出席率異様に高いです。

その時もちらちらと古着のstussyは見てきましたが当時はそれよりも他のVINTAGE、

デニムやフライトジャケット、リブ長や前V、両Vスエットなどに心を奪われておりました。

でもたまに見かける8BALLは欲しかった。そのころで5000円強くらいだったかと。

その後、古着vintage偏愛のベクトルが少しずつOLD SKATE物に移り、

POWELL、SANTACRUZ、DOGTOWN、ZORLACやAIR WALKに向き始め

同じような趣味の友達もでき、一緒に行った代々木公園のフリマ。

その友達がその時2万円くらいで手に入れたBeach Mob

興奮冷めやらぬ面持ちで意気揚々と手をつながず帰っていたところ

「やられた、後付けだ...」

※当時後付け黒タグは偽物、として認識されていたためそういう見解になりました。

その友達は「ちょっと高い勉強代だね」

とポジティブ言っていたけど私は代々木フリマで勉強代10万円払ってます。

さて、この「黒タグ後付け偽物説」

これがダーリーフォーリーの私がstussyリサーチの舵を切るきっかけだったりします。

過去に蓄えてカビが生えて原型をとどめなくなったUPDATEされていない知識を偉そうにtwitterでさらした際

とある古着知識の塊のような方から「実は後付けも本物という話もあるようですよ」

とソフトに優しく教えていただきました。

がびーん。

無知さ加減を全世界にさらした罪は重い。

バカ丸出しという言葉は私のために生まれたのかもしれない。

しかしながら偉そうに発信したものだからその後DMで

「stussyについてお詳しそうなのでお聞きしたいのですが、これ、本物ですか?」

というようなご質問を槍のように度々いただくようになり

その度、ない頭を絞れるわけもなく、文明の利器 aka 携帯電話 を駆使して情報をかき集め

「えーとーそれはーたぶんー大丈夫っぽいですね」

というなんの解決にもならないぼんやりとした回答を繰り返してまいりました。

懺悔。

がしかし、転んでもただでは起きないのが私のいいところ、ということにしておきます。

調べるごとにどんどんSTUSSYの沼にずぶずぶとはまり始め

今ではシュノーケルでかろうじて息をしております。

なんと言ってもリサーチのためここ1か月で安いアイテムやちょっと高騰した古雑誌などを買い集めてたら諭吉先生10名重なりました。

これ、どうやって回収しよう。

いや、違う。これはお金云々の話ではない。

男の浪漫、大いなる野望。

どこへ向かうかは知りません。

あー楽しい。

心から楽しい。

ワクワクしかありません。

ということで皆様も一緒に泥遊びしませんか?

泥団子と思ったら中に石が入っていることもありますので自己責任で。

ではまた。

薄暗い田舎のSHOPとstussyと私

SNSでのシェア大歓迎です☺ありがとうございます☺





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Posted by renga at 17:41 │古着・VINTAGEFASHIONSTUSSY