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2016年11月21日

涙型のカバン

高校時代、ファッション雑誌の中でgregoryのdaypackに出会った。

「バッグ界のロールスロイス」と称されたその独特の形のリュックに心から惹かれた。

いつかきっと手に入れたい。

ある日島唯一のセレクトショップ(という呼び名は当時はなかったが今思うとまちがいなく今でいうそれ)LIFEに濃いグリーンのそれが掲げられていた。

値段は19800円

欲しいがまったくもって手が届かない。

何度か足を運んでは見つめる日が続いた。

そのうちそのバッグは友達の妹が背負っていた。

とても羨ましかった。

高校を卒業し、上京。

進学した学校の近くのジーンズショップのレジ後ろの上高くにディスプレイされたgregoryに再会した。

その時は迷わず購入した。

入学式の前だったのでちょっと小遣いがあり背伸びすると手が届いた。

選んだのは高校時代に見た濃いグリーンではなくオリーブグリーン。

そう、この色が一番欲しかった。

simple is bestという言葉がよく似合うバッグ

ポケットは大きい部屋と小さい部屋の2つのみ

実に使いやすい。

数年前、古着屋で同じカラーの物を見つけていつか今使っているものが壊れたときのためにと購入した。

しかしそれは未だに押し入れにしまったままになっている。

まだまだ使う日は来ないように思う。

あれから21年が過ぎた。

まだまだ現役のティアドロップ型ロールスロイス。

こういうものこそ本物だと言えると思う。

涙型のカバン

実はgregoryと同じ1977年生まれというのも運命的で嬉しい。

gregoryは他アイテムも数点持っているけどタペストリーシリーズは買い足したくなるアイテムの一つ。

このガーデンタペストリーは特に美しい。



ネットサーフをしていると欲望が刺激されて困る。





Posted by renga at 20:50